剣道との出逢い…祖父・父から受け継いだもの【Kawakami Kendo】

剣道との出逢い…祖父・父から受け継いだもの【Kawakami Kendo】

剣道を習い始めたのは幼稚園の頃、父が大日本段ボールに勤めていた時に、門真で少年剣道を指導していたので、そこに入会してから剣道を始めました。
幼稚園の頃、剣道に行くのが嫌で様々な所に隠れれるのですが、母が必ず見つけ出しバスで剣道が行われている小学校に連れていかれました。
小学校からPL学園に進学しましたので、小学1年生の時から、中学生、高校生との稽古に参加していました。それは厳しいものでした。
小学4年生の時にPL学園3代目監督になりなさいと言われそれから本格的なPL学園剣道部の指導者になる為の英才教育が始まりました。
中学、高校はそのままPL学園に進学しました。
卒業生の方々が稽古に来られ、私を強くしないといけないという事から、掛かり稽古では20分以上かかることはよくあることでした。
そのお陰で体力もつき、剣道も強くなることができました。
当時は泣く日々が多くありましたが今となっては、有難い思い出でです。
今の剣道なら体罰やいじめと言われるのかも知れませんが、それが武道剣道であり剣道で大切な地力をつける稽古でもあったと思います。
剣道の稽古には、絶対に妥協のない父でしたが、それには様々な理由がありました。
PL学園の指導者は誰でもがなれるものでは無いという事を常に指導され、PL剣道は川上剣道であると言われ、それを常に頭に入れて指導をするようにという事でした。
また、天井天下唯我独尊という本当の意味を理解して指導すること、世界に通用する人間作りを目指す事などかなり高度な指導が求められていました。
PL学園剣道部には、天心無限流という流派があります。この流派の意味については、指導においてそれを悟るという流派です。普通の流派ではなく奥の深い流派です。
このような高度の指導者を目指すには、簡単にはいかないのは当たり前です。
その間単に行かない事を成し遂げて来たのが、川上剣道です。

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