令和5年4月16日(日)は石清水八幡宮にて武道奉納演舞が開催されました。午後1時30分からの4団体の演舞を撮影しております。
戸山流居合道会の試し切りの撮影が多く含まれております。
居合奉納のため日本刀(真剣)を使用しております。
日本刀については興味ないのですが、居合との関連で気になったので調べたことを書いておきます。
Q: 居合刀(イアイカタナ)と日本刀(真剣)の違いは?
A: 居合刀は演舞用に作られた真剣そっくりの模造刀。刃引きをした模造刀のため藁や竹を切ることはできません。薄刃仕上げなら紙ぐらいは切れるでしょう。なお、研いでも鋼がないため切れません。
銅やアルミ、亜鉛などの合金でできています。練習用のため非常に丈夫にできています。
日本刀(真剣)は鉄(刀身)と鋼(刃)で作られているため、当然藁や竹を切ることができます。
Q: 日本刀(真剣)を所持・使用するのに、免許は必要ですか?
A: 免許は必要ありません
わが国では、一定以上の刃渡りをもつ刃物の携帯に関して「銃刀法」(銃砲刀剣類所持等取締法)のもと制限されていますが、 日本刀は他の銃砲刀剣類と異なり、文化庁及び教育委員会に管轄される美術品として登録されますので、刀を所持するための個人的な免許は必要ありません。
日本刀にはそれぞれ「登録証」が必ず附属しており、その名義変更のみで誰でも所持できます。しっかりと刀袋に収め、さらに専用のケースに収めれば、道場までの運搬等も問題ありません。
ただし、抜き身を堂々と持ち歩いたり、たとえ模擬刀であっても明らかに外観が刀(武器)と分かる状態で持ち運びをすることは処罰の対象となりますので、十分にご注意ください。
Q: 日本刀(真剣)を所持・使用するのに、年齢制限はありますか?
A:ありません。赤ちゃんでも所持できます。理由は伝統美術工芸品だからです。年齢がひっかかるのは公安委員会(警察)の所持許可のものです。主に狩猟や豚牛の屠殺あるいは漁業など実用に使われるものとかが対象となります。(銃刀法第四条)
それに対し、教育委員会発行の登録証のあるいわゆる美術刀剣は年齢制限がありませんが、登録が必須です(銃刀法十四条~十八条)。
<さくら祭並びに奉納団体の参考資料>
石清水八幡宮
男山さくら祭案内
((収録映像の団体名))
■戸山流居合道会 (0分18秒~10分)試し切り・居合演舞
「戸山流とは」
戦時中陸軍戸山学校にて創設された日本に於ける実戦を想定且つ
経験した最新にして最後の居合道である。
戸山流居合の創始は大正14年と新しいが、その精神は戦国時代と同じく、実戦ですぐ使えることを意図しており、戦国時代の居合すなわち真の古武道を再現したものである。
実戦を想定しているのが故に、立ったまま抜き、斬突する。
戸山流居合は、その発想において最も単純素朴である。
「敵に勝つ」ことが最大の狙いである。 過度の虚飾はなく、洗練された優雅さ・優美さもない。
居合として、武道として生まれたての赤子のようなものである。
戸山流居合を居合道に昇華し、発展・普及させるのは、戸山流居合道を学ぶ者の使命である。
日本刀の扱いに慣れていない者でもすぐ修得できるように考案された戸山流居合は、初心者でもこれを覚えるのは困難ではない。
婦女子老人子供でも修得可能である。
一方、戸山流居合を完全に習熟して極意に達するのは多大の努力を要する。
戸山流居合は、実用すなわち斬るを目的とするが故に、無理のない姿勢、足捌き、腕の振り、刀の動きなどのあらゆる面で人間工学的に見て合理的である。
実用刀法に試斬りの修練を伴うのは当然である。
試斬りを通して「斬れる居合」を自得し、精神を鍛錬する。
試斬りをやらない武道はどうしても脇道にそれやすい。
戸山流居合と剣道は、根本精神である武道ということではかわることろはなく、心構えは一緒である。
居合と剣道の両者は相互補完作用をして、その向上に役立つ。
剣道人は居合をやり、居合人は剣道をやることにより、その人の技は確実に進歩し向上するであろう。
「戸山流居合道会」公式HPより引用
https://www.toyamaryu.net/t_about.html
■無双直伝英心流(10分~10分30秒) 居合演舞
<居合道とは>
居合は室町時代末期の永禄の頃、奥州林崎(山形県村山市・日本で唯一社の居合神社がある)の人、林崎甚助源重信によって創始され、その有為性から武芸一般に広く取り入れられる所となり、以来400余年の時を経て今に伝わる剣技である。
居合とは、剣道の立会いに対する、所謂、居合の意で、座居、立居、歩行中、如何なる時と場合に於いても、刀法と身体の運用を極めて練磨し、不意の襲撃に際し、直ちに之に応じ、先又は後の先の一瞬の鞘離れの一刀を以て、電光石化、敵を制する刀法である。
然し、古来「剣の道は人を殺す事を目的とするに非ず、人を活かすものでなければならない」とされ、その刀法と身体の運用を練磨すると共に「鞘の中」の精神を修養することが第一義であるとされ、究極は人格の養成であり、和の追求であると教えられている。
それが現代社会に於いても、なお居合道の魅力であり、居合道を通して心の練磨をし、集中力を高め、日常生活の如何なる場合にも心の平静を失うことなく、内観を究明して、冷静に第三者の眼で判断し、的確に物事を対処する事により、明るい現実を生み、生甲斐のある生活をする事に惹かれ、修業に励む者の絶えぬ理由で ある。
最近、あらゆるスポーツに古武道の動きが重視されて取り入れられており、転瞬の間に生死を左右する動きは、身体の動きを極限まで効率よく、無理なく、然も強力な力を働かせている事は驚くべきものがあり、古人の智慧の深さには心から改めて敬意を表するものである。
伝統古武道を通して姿勢や呼吸を正し、礼儀や忍耐力、健康と健全な精神力を身につけ、本来の日本人の良さを取り戻す為に、厳しい稽古を通じてのみ得られる、奥深い楽しさを是非共味わって頂きたいと願うものである。
<居合道の精神と目的>
古来「居合の至極とは、常に鞘の中に勝を含み、刀を抜かずして天地万物と和するにあり」と言われ、正しい刀法と身体の運用を修練し、「形より心に入り、技によりて心を養う」道であると教えられている。
人と争って勝つ事よりも、技と心の修業による人間としての道徳観念を身につけ、戦わずして人を制し、絶対の勝利、和を極める事を究極の目的とするものであり、厳しい武道の修業の中から「武士道」という観念を育み、礼儀正しい、質実剛健な日本人としての精神風土を醸成して来たのである。
現代の居合道も「正速強威」という「居合道の本義」に従い、心身を練磨し、優れた人間形成を目指す事こそ居合道修業の第一の目的としている。
「無双直伝英心流」公式HPより引用
http://www.nichiiren.or.jp/iaido.html
■伯耆流(10分~10分30秒)居合演舞
<居合とは>
居合とは、不意の敵の攻撃に対し、瞬時に刀を抜き自分を守る刀法として、昔の武士たちが励んできた武芸のひとつです。
・居合道には、古流と称する伝統ある各流派が現在も脈々と続いています。
・現在では、老若男女を問わず取り組める武道として、女性、ご高齢の方を含め、多くの方が愛好しておられます。
居合道の「技」は、敵が不意に害をなす場面を想定して構成されています。
居合道は、これらの「技」を、「形」として稽古するものです。
「伯耆流一貫会」公式HPより引用
http://ikkankai.main.jp/iaidou.html
■日本伝統法典流古武道久宝館(10分31秒~15分40秒)
居合演舞(居合刀・十手・棒・杖・鎖鎌)
日本伝統法典流古武道は、京都山城八幡の地で継承。
稽古科目は、古剣術、分銅術、鉄杖術、鎖鎌、鉄扇術、杖術、棒術,等
多岐にわたっています。併せて、空手の練習も取り入れ、武道を通して
≪心技体三位一体≫の修練と礼節の心を学び取ることを目的としています。
古武道に興味のある方、見学してみたい方 大いに歓迎しています。
一緒に稽古を始めてみませんか。
「日本伝統法典流古武道久宝館」公式HPより引用
https://webhiden.jp/guide/post_796/
■京都府柔道連盟(15分40秒~17分07秒)柔道組手
昭和3年4月から設立され、京都の柔道発展と会員相互の親睦を図ることを目的としている。
事業は大会、研究会、講習会、講演会等の開催、段級の審査、選手の育成強化、指導者の養成、資格認定等であり、傘下に10組織団体、14地域団体を統率し、運営している。
《会員数》
全柔連登録数 指導者570名、一般1017名、大学生890名、高校生596名、中学生691名、小学生以下814名が現在数。